教育委員会に営業をする人のブログ

地方自治体や学校に営業活動をしています。地方自治体への営業の仕組みや、教育業界について書いていきます。

学校への営業職が行う4つの活動

学校への営業職が行う4つの活動01

就職や転職の活動をする中で学校と関わる仕事をしたい!と思う人も多いのではないでしょうか?

そんな方の中には、学校への営業職がどんな活動をして仕事をしているのか知りたい!そして、どんな人が営業に向いているのか知りたい!と考えているでしょう。

また、最近、学校に営業をする部署に配属になった、という人もいるかもしれませんね。

 

そんな学校と関わる営業の仕事が気になる方のために

・学校への営業職が行っている活動
・学校への営業に向いているのはどんな人か

をこの記事では紹介します。

 

ちなみに筆者は現在、新卒から大手教育系企業に勤めて4年になるため教育業界や学校への知識は豊富です。学校や教育委員会へ営業を行う部署に配属され、静岡県を中心に営業活動をしています。商材は今流行りのタブレットで学習するソフトです。そのため、学校におけるICT環境の整備(1人1台のタブレットなど)についても知見があります。月に10~20件ほど学校の関係者との商談や飛び込み営業を行っていますので、参考になるかと思います!

 

 

学校への営業職が行う4つの活動

学校への営業職が行う4つの活動02

基本的には学校への営業職が行う活動は4つです。営業職なので、お客様のところへお伺いすることが多いのですが、その訪問先が3つ存在します。

 

教育委員会へ営業に行く

学校に営業活動をしようと思った場合には、まず市区町村の教育委員会へ行きましょう。

公立の小中学校は、教育委員会が管轄しています。商品購入のための予算や教育方針などは全て教育委員会が決めているため、学校に突然営業に行っても相手にされないのです。

 

私も静岡県を中心に数多くの教育委員会へ営業活動を行っています。教育委員会を通して、商品やサービスの説明会を行う学校を紹介していただいたり、本番の購入の前のお試しとして教材の実証実験(テスト導入)を行う学校を決めたりしています。

 

直接学校に行って試しに使ってみてください!と頼んだとしても、まず学校の先生は教材やサービスを試しません。

授業はもちろん、書類作成や保護者対応、放課後には部活動の指導など日々の業務で学校の先生はとても忙しいのです。そこにどこの誰だかわからない営業が訪ねてきてお願いをしたところで、聞かなくてはいけない理由が学校の先生にはないのです。

 

しかし、これが教育委員会のお願いであればどうでしょう?

自分たち学校を管理する、いわば上司のような存在でもある教育委員会からのお願いであれば、しぶしぶだとしても聞いてくれる可能性が高くなるでしょう。

また、実際に学校の先生からあなたのこの電話は教育委員会の許可を得ているんですか?と言われたこともあります。

 

それくらい学校の先生にとって、教育委員会の存在は大きいため、まず、教育委員会へ営業を行い味方になってもらうようにしましょう。

 

地元の販売店に営業にいく

教育委員会への営業の次には、地元業者(出入りしている販売店)を訪ねてみましょう。紙の教材から文房具などを販売している事務系の会社や、パソコン教室や教室にあるモニターや無線LANなどの機械の保守を担当している業者に営業をするようにしましょう。

 

学校や地方公共団体が物品を購入する場合には、指定の業者からでないと予算が承認されないケースが多いです。また、購入できる場合であっても、業者登録などめんどうな手続きが発生することもあります。

そのため、地元でない会社の営業が急に営業したとしても、学校は買いたくても買えないという事態が起こったりします。

 

地元の販売店であれば、よく学校や教育委員会にも出入りをしているため学校と顔見知りなのです。そんな業者からのオススメの商品であれば、試してみようかなと学校の先生もおもってくれるでしょう。また、すでに地業者登録などの手続きを済ませている場合がほとんどです。

従って、学校との距離の近さからも、手続きの簡略化のためにも、地元の販売店に商品を降ろしてから、学校に商品やサービスを購入していただくことになるのです。

 

地元の販売店については、下記の記事でも解説をしていますので、併せてお読みいただければと思います。

www.bamboo33.xyz

 

導入後に学校で説明会を行う 

教育委員会や地元の販売店に営業を行い、晴れて学校に商品が導入された後には、学校で商品やサービスの説明会を行いましょう。

 

学校の先生は非常に忙しいため、ただ導入しただけでは商品やサービスは使われません。具体的な使用方法を説明することで、学校の先生方に商品やサービスを使っていただけるようにしましょう。

この説明会を行うことで教育委員会からも、この営業さんは商品が売れたら終わりなのではなく、導入後もしっかりと面倒を見てくれるんだ!と好印象をもってくださいます。特に最近流行りのタブレット、ICT教材は現状であると学校に入れたはいいものの実際に使用されていないという現状があります。

従って、営業にたいして本当に使える商品やサービスなのか?という不信感を教育委員会も持っています。説明会を行うことで、商品やサービスが使える環境になった、という教育委員会の不安を少なくしてあげましょう。

 

私も先日、学校で教材の説明会を実施しました。

学校での説明会のコツはこちらの記事で紹介しています。

www.bamboo33.xyz

 

説明会のコツは、

先生目線の説明

実際のサービスを体験してもらう

という2つを意識するようにしましょう!

 

展示会に出典しよう

学校への営業が行う活動として、展示会に商品やサービスを出典するという活動があります。展示会とは、とあるテーマや業界の企業が一同に介し、商品やサービスを説明する場です。教育業界においてもビッグサイトなどで行う大きな展示会から、地方で開催される小さなものまで、たくさんの展示会が開催されています。

普段は営業活動でこちらから訪問するお客様が向こうから来てくださいますので、展示会であなたの商品やサービスを大いにアピールしましょう。

 

学校の先生や教育委員会の担当者は展示会に行くことで、一度に様々な商品を比較検討することができます。日頃は忙しい上に、同じカテゴリーの商品の営業が一緒に訪問にくることはないため、比較検討を行うのは難しいのです。

また、そこで企業の担当者と連絡先を交換することで、導入へ向けて商談をすすめることもできます。学校の先生や教育委員会の方にとって、展示会は様々な商品に触れる機会なのです。

 

また、我々営業としてもメリットがあります。それは、ライバルの会社がどんな点をアピールしているかわかるということです。営業活動を行っていると、なかなか他社の商品を実際に試すことは少ないでしょう。展示会でブースへ訪れることで、ライバル企業の商品の説明を聞くことができます。そこで、アピールポイントがわかれば、自社商品のどこを説明すれば差別化できるのか、今後の営業トークへ活かすことができるのです!

 

教育業界で行われている展示会の中で、大きなものが2つあります。

学校・教育総合点(通称EDIX)NEW EDUCATION EXPO(通称NEE)があります。これらの展示会には、ドリルなどの教材はもちろん、電子黒板やタブレットのメーカーの展示があるため、今の学校にはどんな商材が営業に訪れているのかが網羅できるのです!

 

学校への営業職が向いている人とは?

学校への営業職が行う4つの活動03

さて、これらの4つの活動を行う学校への営業職ですが、いったいどんな方が向いているのでしょうか?

 

学校や授業に理解のある人

あなたが営業を行う場所は、学校です。その学校で行われる活動のメインは授業です。この学校や授業というものに理解がなければ学校への営業職は務まりません。

特に授業は注意が必要です。学校の先生は授業のプロです。我々が営業活動をしてお金をもらっているように、授業をして先生はお金をもらっています。その授業への理解を示すことは学校への営業職として必須なのです。

 

なぜ、繰り返し学校や授業への理解が大切であると書くのか?それは、授業への理解が足りていない営業が非常に多いからです。我々は皆、かつて学生であったため授業自体は受けたことがあります。よくいる営業さんで、その自分が受けた授業の経験をもとに話をする人が多いです。

しかし、授業をする側になったことがある人は少ないでしょう。受けるのと行うのでは、同じ授業でも注意すべき点が全く異なるのです。

そのことを理解しないで新しい授業をしましょう!とか、授業が楽になるんですよ?などというアピールをしたところで、学校の先生や教育委員会からは素人に何がわかる!と思われてしまうのです。

 

私もかつては、自分が授業を受けた経験から営業トークをしていました。私が営業活動をしている商品はタブレットで学習をするソフトであるため、最新の、未来型の授業ができますよ?などという営業トークです。

ある時、教育委員会の方に言われてハッとした言葉があります。

その教材は先生方の黒板の授業に勝てるんですか?

ここで、私は先生や教育委員会に対して上から目線で語っていたということに気づきました。学校の授業の中心は学ぶ子どもたちや先生です。教科書やノートなどは決して主役にはなりません。ましては、タブレットなどのICT機器も、授業を彩るアクセントでしかないのです。

にもかかわらず、まるで授業の中心にタブレット機器があるかのように話をしていたために、教育委員会の方から注意を受けてしまったのです。

 

以上のように、先生方はプライドをもって授業を行っています。自分が受けた経験だけで授業を語るのではなく、授業を行う先生の目線に近づく努力をしましょう!

 

長距離移動が苦にならない人

車での運転や長距離移動が苦にならない人が、学校の営業職には向いています。

特に地方の学校であると、最寄りの駅から学校が離れているため、車がないと訪問することができないことがあります。

また、教育委員会のある市役所から別の市役所も、車で40~60分かかるということが多いです。

 

このように、教育委員会や学校への営業活動には車移動が必須です。長距離の運転も頻繁に行うため、運転が苦手で辛い!という方はあまり向かないかもしれません。

車の運転が好きであったり、長距離ドライブが好きな方は、移動中も含めて営業活動を楽しむことができるでしょう。

 

ちなみに、ナビタイムの自動車ルート検索を使用すると、目的地から次の目的地までどれくらい時間がかかるのか調べることができます。特に教育委員会は17時になると閉まってしまうため、移動の計画を事前に立てるようにしましょう。

 

諦めの悪い人 

学校に限らず営業職は諦めの悪い人が向いているのではないでしょうか?お客様から厳しい言葉をいただくこともありますが、めげずに営業を続けることのできるメンタルが営業職に求められます。

 

また、特に学校の先生は頑張っている人が好きです。日頃生徒に対して、頑張ることの大切さや継続すること、努力することを教えているのが学校の先生です。ふてくされている生徒に対しては注意をすることもあります。

そのようなお客様であるため、頑張り続ける人は応援したくなります。諦めずに頑張り続けることで、学校の先生から応援されるような営業職を目指しましょう。

 

私も、一度アポをとる電話にて学校の先生に叱られたことがあります。部活終わりの19時頃であったために、学校の先生も悪気はなかったでしょう。しかし、怒られたことはショックでしたし、アポもとることができませんでした。

ここで諦めてしまっては、営業が進みません。後日、時間を変えて何度も電話をしました。そこで無事にアポをとることができたのです。

 

このように、一度くらいの失敗では諦めない、頑張ることのできる人が先生や教育委員会に好かれるため、学校の営業職に向いているのです。

 

まとめ

学校への営業職が行う4つの活動04

いかがでしたか?

学校への営業職の活動は主に以下の4つです!

  • 教育委員会への営業
  • 販売店への営業
  • 学校での説明会
  • 展示会への出典

 そして、

  • 学校や授業に関心のある人
  • 長距離移動ができる人
  • 諦めずに頑張り続けることができる人

が、学校の営業職にはピッタリなのです!

 

営業についてのイロハはこちらの本で体系的に学ぶことができます。

また、教育委員会など市役所への営業方法はこちらの本で解説されています。

 

こちらの記事と併せて、是非ご一読ください。